七夕の歌の意味って? そもそもタイトルは? 歌詞が昔と違うって本当?

七夕の季節になると「ささのはさらさら」といった具合に耳にする局がありますよね^^

でも、よくよく考えてみると歌詞の意味があやふやなせいかうろ覚えだったり
そもそもこの曲のタイトルがわからなかったりとか……

知ってそうで、意外とよく知らないんですよね^^;

そこで、今回は七夕の歌の意味や七夕にまつわる曲を紹介していきます!

意味がわかるとお子さんに説明するときや、曲の思いれがグッと深まります^^

こんな内容を紹介していきます!
  • そもそも曲のタイトルは?
  • 歌詞の意味とは!
  • 七夕をモチーフにした曲は?
などをまとめているので、七夕を耳からも楽しんじゃいましょう^^

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「ささのはさらさら――」 この曲のタイトルってなに?

耳馴染みのある曲ではありますが曲のタイトルに自信が持てなかったりしますよね^^;
「七夕の歌」と思いがちですが、正式には「たなばたさま」という曲です!

『たなばたさま』

ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎんすなご

ごしきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
そらからみてる

作詞:権藤花代・林柳波 
作曲:下総皖一

昭和16年(1941)に新しい国定教科書が編纂される際、
文部省からの委嘱を受けて、権藤花代が作詞し、下総皖一が作曲しました。

国民学校2年生用の音楽教科書「うたのほん」に掲載されました。

ちなみに現在のものと原文(原詩)とでは少し歌詞が変わっていたりします。


ささの葉さらさら
のきばにゆれる
きらきらお星さま
きんぎんすなご


ごしきのたんざく
わたしがかいた
きらきらお星さま
そらからみてる

「きらきらお星さま」→「お星さまきらきら」と今の歌詞と入れ変わってますよね。

「お星さまがきらきらしている」のか「きらきらしているのがお星さま」なのか、
といった具合に若干印象は変わりますが、曲の盛り上がりを考え歌詞を入れ替えたそうです。

また、昭和25年には「ごしきのたんざく」が「きれいないみ」に変わり、
昭和30年(1955)にオリジナルの「ごしきのたんざく」に戻りました。

「たなばたさま」の歌詞の中にはよくわからない言葉が含まれていますよね^^;
よくわからない言葉
  • のきば
  • すなご
  • ごしき
それぞれどういった言葉で意味があるのか解説していきます!

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「たなばたさま」の歌詞の意味とは?

のきば

「のきば」を漢字で書くと「軒端」と書きます。
日本家屋で屋根が建物からはみ出している部分が「軒」で、
その下の場所が「のきば」です。

ちょっと雨宿りができそうな場所といった感じです。
縁側と捉えても大きくは、ずれていないかなと思います^^

意味としては、のきばに飾った笹が風で揺れて、
さらさらと笹の葉が流れるようなイメージです。

すなご

「すなご」を漢字で書くと「砂子」と書きます。
砂子とは金箔や銀箔を粉末状にしたもののことです。

ふすまなどの和紙に砂子を吹き付けて、工芸品などの装飾に用いられます。

天の川の星の輝を金や銀で表現していると考えてもいいですし、
天の川の川辺の砂と捉えてもいいかなと思います^^

ごしき

「ごしき」とは中国の陰陽五行思想からくる「五色」のことです。
万物は、木、火、土、金、水の5種類の元素からなるという考えで
それぞれの元素に対応していて、青、赤、黄、白、黒の5色であらわされます。

この5色を使った短冊が「ごしきのたんざく」という意味になります。

詩の世界

曲を聞くと、ふわっと頭のなかに七夕の情景が浮かんできますよね^^

あえて少し違う視点で想像してみると
星が見えるのは夜。砂子は衝立(ついたて)にもよく使われます。

ろうそくの薄明かりが衝立を通してぼんやりと明るく、
ろうそくの影がゆらゆらと揺れて、きらめく川のように見えてくるのと
夜空をとでかけているのかななんて想像します^^

あなたはこの曲を聞いてどんな情景を想像しますか?

七夕をイメージした曲

  • check1

    7月7日、晴れ

    『7月7日、晴れ』は、同名の映画(1996年5月公開)主題歌として作曲されました。
    DREAMS COME TRUE(ドリカム)のシングル曲です。

    歌詞では、「星に願った」「ベガとアルタイルがあう今夜」など七夕や星空に関するキーワードが登場します!

    2015年の7月7日に初のコンプリート・ベストアルバム
    DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム
    をリリースしました。

    2016年にはDREAMS COME TRUE THE ウラBEST! 私だけのドリカム
    7月7日に発売などドリカムは七夕とゆかりが深いアーティストです^^

    • check2

      涙がキラリ☆

      スピッツ12thシングルで1995年(平成7年)7月7日の七夕の日にリリースされました。

      スピッツのメンバーはライブなどでクリスマスより七夕が好きだと公言していて「涙がキラリ☆」の最後の星マークは七夕の雰囲気を盛り上げるためにつけられたものだといわれています。

      歌詞には、「七夕」という直球な単語は出てきませんが「夏の景色」「南風」「星を待っている二人」などの七夕を連想させるキーワードも登場!

      おそらく二人は夏の星座、特に七夕伝説の織姫・彦星や天の川が見られるのを期待して夏の夜空を見上げているのではと想像できます^^

    • check3

      君の知らない物語

      アニメ「化物語」のテーマソングとして2009年8月にリリースされたsupercellのメジャーデビューシングルです。

      歌詞には「今夜星を見に行こう」「夜空は星が降るようで」「あれが デネブ アルタイル ベガ 君は指差す夏の大三角」など夏の星空に関するキーワードが登場!

      「アルタイル」と彦星で、「ベガ」は織女星として七夕伝説では結び付けられています。

      特に「やっと見つけた織女様」「だけどどこだろう彦星様」など、はっきりと七夕伝説に関連する「織女・彦星」のキーワードが用いられてるので七夕の季節に聞くのにピッタリな曲です^^


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    さいごに

    七夕の季節になると耳にする「ささのはさらさら――」は「たなばたさま」という曲です!

    ここで紹介した曲以外にも七夕を連想させる曲はまだまだたくさんあると思います。
    七夕は昔は家族の定番行事でしたが、笹の入手と処理が困難なためかお祭りや幼稚園のイベントとしての思い出のほうが多いかもしれませんね^^;

    そのぶん、クリスマスなどとくらべると七夕の思い出は残りやすいのではと思うので
    素敵な思い出を曲にこめることができれば、一生もの曲になるはずです!

    短冊に願いをたくすだけでなく、七夕に由来する曲にも思いをこめてみてはいかがでしょうか^^

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