入園・入学祝いの手紙の書き方! 基本構成と文例をわかりやすく!

入園・入学を祝う手紙は、お祝いの金品を送るときに添えるケースがほとんどです。

入園や小学校の入学を祝う手紙は、親あてに出すのが自然ですが、
中学校入学以降は、本人を一人前に扱うという敬意も込めて本人あてに書くのがいいでしょう。

そこで、本人あてと親あての入園・入学祝いの手紙の書き方を紹介します!

  • 入園・入学祝いの手紙の基本構成!
  • 入園・入学祝いの手紙の書き方のポイント!
  • 入園祝いで使える文例!
  • 目的別、お祝いで使える文例!

などもまとめているので、入園・入学祝いの手紙の書き方をマスターしちゃいましょう^^


スポンサーリンク

入園・入学祝いの手紙の基本構成!

▲小学校の入学祝い(子どもの親へ)
親あてでも、本人あてでも、一般的な構成は、

  • ① 時候のあいさつ
  • ② 入園・入学を祝う言葉
  • ③ 子どもの成長への感慨
  • ④ 親へのねぎらい、お祝いの言葉
  • ⑤ 新生活に向けての言葉
  • ⑥ お祝いの金品について
  • ⑦ 結びの言葉

 となります、赤文字を基本に、必要に応じて他の項目を盛り込みます。

入園・入学祝いの手紙の書き方のポイント!

▲高校の入学祝い(子ども本人へ)

入園・入学の節目を迎えることは、両親にとって大きな喜びです。しかし、そのほかにも、

  • ここまで成長したという感慨
  • 新しい生活への期待と不安
  • 子どもが自立していく。一抹の寂しさ
  • 親としての生活環境の変化への思い

など、さまざまな感情が交錯していることでしょう。
お祝いの手紙では、その感慨を思いやる表現を添えると、心の通った文面になります。

ただし「寂しくなりますね」などのマイナス方向の表現は避け、
「ご自分のために使える時間ができましたね」など、
あくまで前向きにまとめることを心がけます。

入園祝いで使える文例!

  • ようやく春めいてまいりました。
  • 春の足音がすぐ近くに聞こえるようになりました。
  • この春から、いよいよ○○ちゃんもご入園とのこと、おめでとうございます。
  • 自然に親しむ行事が多い園と伺っています。すてきな体験がいっぱいできるといいですね。
  • ○○ちゃんも幼心に楽しみにしていることでしょう。
  • たくさんお友達ができるといいですね。
  • 黄色い幼稚園バッグを肩にかけた愛らしい姿が目に浮かぶようです。
  • かわいらしい制服姿を一度拝見したいと思っています。
  • お母様も、さぞ感慨深いことでしょう。
  • お母様にとっても、希望に満ちた新しい門出となりそうですね。
  • これからはご自分のために少し時間を使えるようになることでしょう。
  • ○○ちゃんの好きなキャラクターの柄で、袋物とエプロンを作りました。ささやかなお祝いですが、よろしければお使いください。
  • ○○ちゃんとご家族の幸せに満ちた春をお祈りいたします。
  • 近いうちにご家族でこちらへもお出向きください。

子どもの幼稚園入園は、社会生活への第一歩。
子どもにとっても、親にとっても、大きな節目です。

子どものお祝いですから、本人の成長を喜ぶ表現が主体にはなりますが、
同時に親に対して、これまでたいへんだった子育てをねぎらい、
これからは自分の時間も大切にと思いやる言葉を添えると気持ちのこもった文面になります。

さいごに

本人あてに書く場合、試験に合格して進学するというケースなら、
まずそのお祝いを述べ、そこに至るまでの努力をたたえます。

また、先方の両親への言葉を書き添えるのも忘れずに^^
ただし「あなたの合格は、ご両親のおかげ」「これを機会に親孝行を」などの言い方は、
説教がましい印象になりますので控えましょう。

また、小中高など学校などのお祝いの目的別に少し表現を加えるとより丁寧になります!

高校・大学の入学祝いの手紙の書き方! 本人あて、親あてに使える文例!

高校人学のときに生まれて初めて「受験」を経験したお子さんも多いことでしょう。
高校入学の際のお祝いには「受験突破」のお祝いも欠かせません。

大学の入学についても同様です。本人の努力や今後の充実した学生生活を祈るのもいいでしょう^^

今回は高校・大学の入学祝いの手紙に使える言い回し文例を紹介します!

  • 親あてのお祝いの一言文例!
  • 本人あてのお祝いの一言文例!
  • 入学祝いの手紙を書くときのポイント!

などもまとめているので、高校・大学入学祝いの手紙の書き方をマスターしちゃいましょう^^


スポンサーリンク

本人あてのお祝いの一言文例!

  • 高校(大学)ご人学おめでとうございます。これまでのご努力が実を結び、ご志望の栄冠を勝ちとられたこと、わがことのように嬉しく思っています。
  • ほんとうにおめでとう。よくがんばったね。
  • 吉報を確信しながらも、ドキドキの毎日でした。合格のお知らせは、何より嬉しい春の便りでしたよ。
  • サッカー部の活動とも、見事に両立させて、まさしく「文武両道」ですね。
  • 念願の○○高校(大学)に合格なさったとのこと、ほんとうにおめでとう。ご両親様もどんなにかお喜びとご安心のことでしょう。
  • 今年は例年にもましての狭き門だったとのこと、喜びもひとしおでしょうね。
  • これからの生活に、きっと夢が大きくふくらんでいることでしょうね。
  • 将来の夢に向けて、力強く、そして着実に進んでいってくださることを期待します。
  • 国際交流もさかんな学校と伺っています。やわらかい頭で、いろいろなことを吸収してください。
  • 日ごろからの地道な努力がこのように実を結んだこと、そのすばらしさをいつまでも忘れないでください。
  • 入学にあたり、おじさんからのささやかなプレゼントを回封します。何かのお役に立てば幸いです。

本人が入学することになった高校が、第一志望ではないこともありえます。
事情が不明の場合は「難関突破」「見事合格」などの表現は避けたほうが無難です。

大学入学のお祝いも同様ですが、浪人して合格した場合は、その間の本人の努力を思いやり、強い意志で勝ち得た栄冠であることに言及すると、親しみのこもったお祝いの言葉になります。


スポンサーリンク

親あてのお祝いの一言文例!

  • 受験という(浪人の場合は「○年間の」)大きな試練を乗り越えてのご栄冠、心よりお祝いを申し上げます。
  • 目標に向けて、力強い第一歩を踏み出され、たいへん頼もしく感じております。
  • 日ごろから陰でお支えになったご両親様も、さぞお喜びのことかと存じます。
  • 〇〇さんの高校(入学)生活が実り多きものになりますことを、願っております。
  • お子様がますますご立派に成長なさいますことを、心よりお祈り申し上げます。
  • 気持ちばかりのお祝いを同封させていただきましたので、どうか○○さんにお渡しください。

さいごに

高校・大学には

  • 「文武両道」
  • 「生徒の自主性を重んじる」
  • 「国際色豊か」
  • 「すぐれた先輩を多数輩出」
  • 「英語には定評がある」などなど、

それぞれの「校風」「特色」があります。
そのよさに具体的に言及しながら、今後の充実した学生生活を祈るのもいい方法です^^


スポンサーリンク


中学校の入学祝いの手紙の書き方! 本人あて、親あてに使える文例!

中学に入ると、制服や部活があったり、英語の勉強が始まったりします。
勉強全体もぐんとむずかしくなりますから、
入学するお子さんも家族も喜びとともに緊張や不安を覚えているはずです。

お祝いの手紙では、そうした事情を思いやり、
充実した生活になるよう望む気持ちを前面に出すのがいいでしょう。

中学校の入学祝いの手紙に使える言い回し文例を紹介します!

  • 親あてのお祝いの一言!
  • 本人あてのお祝いの一言!
  • 中学校の入学祝いの手紙の書き方のポイント!

などもまとめているので、中学校入学祝いの手紙の書き方をマスターしちゃいましょう^^


スポンサーリンク

本人あてのお祝いの一言!

  • ○○さん、中学進学おめでとうございます。
  • ○○ちゃん、この春からいよいよ中学生ですね。制服はもう着てみましたか?
  • 小学校とは違って、とまどうこともあるかもしれませんが、○○ちゃんなら、きっとすぐに溶け込めますよ。
  • ○○くんの詰襟姿、一度見てみたいな。
  • 勉強に部活にと、忙しくなることでしょうが、体に気をつけて、充実した生活を送ってください。
  • 勉強もさることながら、部活やほかの仲間たちとのふれあいを通して、たくさんのすばらしい体験をなさることを願っています。
  • 明るく活発な○○ちゃんのことですから、楽しい中学校生活まちがいなしですね。
  • 少年団では野球で活躍していましたが、中学に入ってもつづけるのかな?
  • 貴重な三年間が始まります。○○ちゃんには、いろいろなことに興味を持って、視野を広げてほしいなと願っています。
  • ご両親もさぞ頼もしい思いで、○○ちゃんの制服姿をご覧になっていることでしょう。
  • お父さん、お母さんにもくれぐれもよろしくお伝えくださいね。
  • ささやかなお祝いとして、商品券を同封しましたので、ご両親とご相談して、必要なものを買っていただければ嬉しいです。
  • お祝いのしるしに図書券をお送りします。お好きな本を選んでくださいね。

「勉強をがんばれ」一辺倒ではなく、「学業や部活に励むとともに学校以外の生活も楽しんで」と、広い視野を持って新しい世界への旅立ちを後押しする姿勢がたいせつです。


スポンサーリンク

親あてのお祝いの一言!

  • このたびは、○○さんがご志望の中学に合格なさったとのこと、まことにおめでとうございます。陰ながら応援しておりましたが、お子様ご自身のご努力とご両親のサポートによって手にしたご栄冠に、心よりお祝いを申し上げます。(受験して入学したとき)
  • これからの三年間で、体も心も大きく成長することでしょうね。
  • 中学生はむずかしい年頃などと申します。でも、明るいご家庭でお育ちになったお子様ですから、これからもおすこやかな中学生生活をお送りになることを確信しています。
  • ○○ちゃんにも「おめでとう」とお伝えください。

さいごに

お祝いの金品や手紙は、小学校の入学までは基本的には親あてに送りますが、
中学入学の際は、お子さんと面識があるなら本人あてにするのもいいでしょう。

その場合、文章では儀礼的な堅苦しい言い回しを避け、平易にととのえますが
「子ども向け」を意識しすぎると不自然になってしまいます。

本人に語りかけるつもりで書き進め、文末をときおり
「……ですね」「……でしょう?」などとすると、
やわらかくあたたかみのある印象になります。

本人あてにお祝いを送ることで、先方の親にも気持ちは通じます。
しかし、手紙の中でも「ご両親もお喜びでしょう」「よろしく伝えて」などの
一言を添えるのがマナーです^^


スポンサーリンク


モバイルバージョンを終了