シュトーレンは日持ちがするとよく言われます!
日持ちする理由はシュトーレンの作り方に秘密があるようです。
動画を見てみると気づくと思いますよ! バターの塗り方が見どころです!
なんとも豪快に見えますが、実は緻密な部分もあります。
長いと1年も日持ちするという噂まであるシュトーレンの日持ちする秘密を調べてみました!
- 日持ちする5つの理由とは?
- 賞味期限の目安はどのくらい?
- 保存はどうするの?
- 遠距離の彼へのプレゼントにシュトーレン!
などもまとめているので、安心して長くシュトーレンを満喫しちゃいましょう!
シュトーレンが日持ちする5つの理由とは?
シュトーレンは4週間から数ヶ月も日持ちすると言われています!
ドイツの伝統的な食べ方としてクリスマスの4週間前から少しづつ食べるので、
それだけ日持ちするように作られています。
シュトーレンの食べ方については下の記事でくわしく紹介しています!
シュトーレンの食べ方とは? アレンジや飲み物でさらに美味しく!>>
それではなぜ、シュトーレンが日持ちするのか?
日持ちする理由をまとめてみました!
シュトーレンが日持ちする5つの理由
- 小麦粉
- 水分
- ドライフルーツやナッツ
- バター
- 砂糖
ドイツでは販売用のシュトーレンを作るには資格と法律で厳しい制約があります。
シュトーレンは法律のクリスマスケーキと呼べますね^^
この伝統的なシュトーレンの製法に基いて、
シュトーレンが日持ちする5つの理由をそれぞれ詳しく解説していきます!
● 小麦粉
シュトーレンはサワー種で生地を作ります。
サワー種(ダネ)は小麦粉の種類のことではなく、パン種の種類のことです。
小麦やライ麦の粉と水を混ぜてつくる生地に
乳酸菌と酵母を主体に複数の微生物を共培養させた伝統的なパン種です。
サワー種を使うことで、密度が高く、ずっしりとした食感に焼き上がります。
さらに、サワー種に含まれる菌のはたらきにより、腐敗やカビに強いものになります!
つまり、焼き上がりの段階から日持ち効果があるのです!
● 水分
シュトーレンは小麦粉の量100%に対し水分量を25%以下にするように定められています。
焼成時間を長くし外皮の水分量を極端に落とします。
水分が少ないことで、カビの増殖を抑え、腐敗を防ぐことができます。
● ドライフルーツやナッツ
小麦粉100%に対してドライフルーツ70%以上、ナッツは10%以上を生地に入れるように定められています。
ドライフルーツやナッツはもともとの水分量が少ないです。
さらに、ドライフルーツはラム酒で漬けたものを使用するので、
アルコールの効果で雑菌の繁殖を抑えることができます。
● バター
シュトーレンは、小麦粉100%に対してバターは最低30%を入れるように定められています。
生地だけでなく焼き上がり後に溶かしたバターを表面に何度も塗ります。
こうすることで生地の表面を外気からガードすることができます。
● 砂糖
バターでコーティングしたとはいえ、バターは酸化が早いです。
今度はバターをガードするために、粉砂糖でコーティングします。
糖蔵といわれるような、保存方法に近い役割りをします。
さらに、砂糖は水分を抑えてくれます。
キッチンの砂糖が湿気でカチカチになってしまったことはありませんか?
砂糖は、水分を含むと透明になって固まります。
シュトーレンをしばらく放置していると表面の白さがなくなることがあります。
これ自体は問題ありませんが、ある程度水分を吸ったというサインでもあるので、
早めに食べてしまいましょう!
日持ちの理由 まとめ
中はラム酒とフルーツの旨味が放出されていきます。
日持ちというよりは、熟成されていくので、日が経つほどに美味しくなります!
シュトーレンの賞味期限の目安はどのくらい?
市販されているものですと、おおよそ4週間程度は日持ちするものが多いようです。
日本の場合ですと、日本人の口に合うようにアレンジがされているものもあるので
購入する際は、販売店の賞味期限を参考にしましょう!
手作りの場合は、どうしても表面に塗るバターの量が少なくなるので日持ち期間は短くなります。
作り方にもよりますが2週間を目安にすると安心かなと思います。
シュトーレンの保存方法とは?
シュトーレンは日持ちするように工夫されていますが、
やはり日本とドイツでは若干環境が違うので、適切な保存方法をとらないと、
シュトーレンが傷んでしまいます。
シュートレンの保存方法は簡単です! ポイントをまとめました!
- 冷暗所で保存する!
- 乾燥した場所で保存する!
- 食べる際は真ん中から切り、両端に向かって切る!
- 両端を合わせて、ラップでくるむ!
中のドライフルーツの熟成が楽しみなので、基本的には常温で構いません!
なんせ、冷蔵庫がない時代からのお菓子すからね^^
日本は湿気がわりと多い環境なので、シュトーレンをラップで守ります。
ラップの上からアルミホイルを巻いたり、タッパなどの密閉容器に入れるとなお良しです!
遠距離の彼へのプレゼントにシュトーレン!
シュトーレンは日持ちがするクリスマスケーキです!
ということは、遠くに離れた人にプレゼントとして送っても腐敗の心配はありません。
仮に宅配の際、相手が不在だったとしてもシュトーレンなら安心です。
クリスマスらしさが演出できるのではないでしょうか!
クッキーやパウンドケーキですと、
食感が変わるので乾燥剤が必須ですがシュトーレンならなくてもOK!
手作りはもちろん喜ばれると思いますが、
購入したものでも一手間加えれば気持ちが伝わると思いますよ!
宅配便で送る際は、クール便のほうが効果的かもしれません。
普通の宅配便でも問題ありませんが、
受け取る側からするとクール便の場合、受け取ったらよりすぐに開封すると思うので^^
遠くに送る以外にもクリスマスパーティのお土産やお持ち寄りにもいいと思います。
生菓子ではないので、かぶったとしても日持ちしますしね。
相手がシュトーレンのことを知らなかったとしたら、
ここで読んだ記事の内容を伝えればなんとかなると思います(笑)
こちらの記事も合わせて読んでいただくと、より美味しさを伝えられるかも。
シュトーレンの食べ方とは? アレンジや飲み物でさらに美味しく!>>
さいごに
シュトーレンが日持ちする理由は、昔からの知恵が込められていますよね。
日持ちするとはいえ、クリスマスに買い込んで食べ好きないようにしたいところですね。
シュトーレンはそれなりにカロリーが高いですし、
クリスマス後の正月太りとでダブルパンチにならないよう気をつけましょう(笑)
初めまして。
2015年のクリスマスに買ったシュトーレン、2017年1月29日に食べましたが、おいしくいただけました。
2016年の3月まで冷暗所に保管、その後は冷蔵庫に未開封(箱入り)で保管していました。
表面の粉砂糖もしっとりはしていませんでした。かなりの日持ちだと思います。
日持ちする理由がよく分かりました。有り難う御座います。
matsuiさん コメントありがとうございます。
驚きの日持ち力ですね。 おそらくお住いの地域の環境(湿度や温度)が少なからず影響していそうです^^
お役に立てたならなによりです。