お中元・お歳暮へのお礼状は基本構成以外に、
相手との関係や品物に応じたお礼の表現を加えると、
より感謝の気持ちが相手に伝わりやすくなります^^
そこで、相手や品物に応じたお礼の表現を紹介します!
- 基本文例と書き方のポイントとは?
- 送り状の文例集!
- 事前に贈る? 品物に添える?
などもまとめているので、お中元・お歳暮へのお礼状の書き方をマスターしちゃいましょう^^
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感謝を伝えるお礼状!
これは、「結構な品」という言い方の応用編です。
食品ならば――
- さっそく食べた
- おいしかった
- その他の品物ならば
- さっそく使っている、
- 役にたっている
という感謝の言葉を伝えれば、
相手も「(その品物を)贈ってよかった」と思ってくれることでしょう^^
お中元ならビールや清涼飲料、ゼリーなどの涼味、
お歳暮ならお正月用の食品などをいただくことも多いものです。
その場合は、夏をしのぐために、あるいは年越しの準備のためにタイミングのいい贈り物だったということを感謝するといいでしょう。
● 食品の言い回し
- たいへんおいしくいただいております。
- さっそく家族で堪能させていただきました。
- 今年の○○は、とみに出来がよろしいようで、いつにも増しておいしく感じられます。
- 口いっぱいに旬の味覚が広がりました。
- さわやかなのど越しに、暑さを忘れそうです。
- 暑気払いにぴったりです。
- 連日の猛暑に夏バテぎみでしたが、涼やかな味わいに元気づけられた思いです。
- お正月を迎えるのになによりの品でございます。
- 新年のおせちに使わせていただきます。
- おかげさまで、お正月の祝い膳が華やかなものになります。
- 風呂上がりの一杯、こたえられません。(ビールなどに)
- おいしすぎるものですから、つい食べすぎて困っております。(お菓子などに)
● 食品以外の品に
- さっそく使わせていただきました。
- おかげさまで室内が一気に涼しく(あたたかく)なったように感じられました。(インテリア小物に)
- 食器に華やぎを与えてくれます(食器などに)
- 寝苦しい夜(寒い夜)も、おかげさまで快適になりそうです。(シーツなどの寝具に)
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家族構成への配慮に感謝して書く!
お中元・お歳暮を贈る側は、相手の家族の様子を思い浮かべながら品物を選ぶものです。
- あそこは「イケる口」だからビールを
- お子さんがいるからゼリーを
- ご家族が多いから洗剤が役立つかも という具合です。
- 〇〇は家族全員の大好物です。
- よく、わが家の好物がおわかりになりましたね!
- 家族で競争のようにしていただいております。
- 子育て中のわが家は毎日の洗泌が日課です。なによりの品でございました。
- 毎日使うものですので、たいへんありがたく、さっそく封を切らせていただきました。
- 子どもたちがまず歓声をあげました。
- 薄味で胃にもやさしく、母もたいへん喜んでおります。
- 毎日のお弁肖にさっそく活躍してくれています。
- いただいた品を絶好の肴に、夫婦で晩酌を楽しんでおります。
「ああ、わが家の状況を考えて、それに合うものを選んでくださったのだな」と感じたときは、その思いを率直に伝えると、相手も「わかってくれて嬉しい」と思ってくれるでしょう^^
地域の名産物や、しゃれた食器などをいただいたときは、
相手の「品物を見る目」の確かさやセンスのよさに言及してお礼を述べるのも一法です。
- 当地ではなかなか手に入らない珍しいOOをお送りくださいまして……
- さすが産地のものは一味も二味も違うと、感心しきりです。
- わざわざ産地にご手配をいただきましたようで、たいへん恐縮しております。
- 吟味された素材ばかりを使った逸品なのですね。ご配慮ありがとうございます。
- 久々の郷里の味を堪能しております。
- 新鮮な海の幸に恵まれた御地をうらやましく思います。
- 雑誌で紹介されているのを見て、ぜひ一度食べてみたいと思っていました。
- 家族の希望で○○をリクエストさせていただきました。(カタログギフトを贈られて)
- 使い勝手のいいデザイン、さすがOO様のお見立てはすばらしいと家族でも評判です。
特に、海の幸・山の幸などの食品は、地元の人しかわからない名店や現地ならではのルートから送ってくださることもあります。そんな相手の気遣いや手間にも、心からの感謝の気持ちを伝えたいものです。
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さいごに
お中元・お歳暮に限らず、なにか品物をいただいたときは
- (たいへん)お心のこもった(お中元/お歳暮の)品
- お心づくしの(お中元/お歳暮の)品
- (まことに)結構な(お中元/お歳暮の)品
など、相手の心遣いや品物そのものへの感謝の気持ちを述べます。
この3つは、もっとも基本的な表現で、相手や品物を問わず使える便利な言い回しです。
ややあらたまった相手や仕事上の取引先など、
儀礼的にまとめたほうがよいときは、これらの表現が適しています。
しかし、親しい間柄の相手や、気を遣って選んでくれたことがわかる品物に対しては、オーソドックスである分、少し物足りなさを感じます。
相手や品物に応じて具体的な表現を盛り込み、自分の感謝の気持ちを生き生きと伝えたいものです。