黒豆とは『畑の肉』と言われる白(黄)大豆、青大豆、赤大豆など
多くの大豆の種類の中の1つで表皮の色が黒色の大豆のことです。

黒豆は日本では古くから栽培をされていて、黒豆の正式名称は黒大豆と言います。

その起源ははっきりしまませんが
平安時代に作られた辞書の和名類聚抄(934年)に
当時の食品として鳥豆(クロマメ)が記載され
すでに平安時代には黒豆が栽培されていたと考えられています。

日本で広く栽培が始まったのは鎌倉時代以降のようです。
その頃には仏教が広く普及していました。

その影響で肉食が禁止されていたため
身体に必要なたんぱく源を納豆や味噌から取り入れていました。

また、戦に出かける侍や農民たちの
栄養食・保存食(兵糧丸)としても大豆製品が不可欠なものでした。

こうして大豆の栽培が広まっていき
時代の流れとともに加工技術も発達していきました。

そして、味噌・納豆・醤油・豆腐・きな粉・おから・ゆばなど
様々な加工品が作られるようになり
私たち日本人の食生活に欠かせないものになっていきました。


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黒豆と言えばお正月のおせち料理の定番な食材ですが
黒豆をおせち料理で食べ始めたのは
室町時代に砂糖が不足していたため
こんにゃくと炊き合わせて「座禅豆」と呼ばれる料理が食べられていました。

これがおせち料理で黒豆を食べる起源と言われています。

また、江戸時代中期までの日本の食文化や日本に古くからある食慣習の多くは
京都を中心とした宮中に起源があり
京都宮中の近隣に位置した丹波国を中心に黒豆が栽培されていました。
黒豆が宮中へ贈られ、お正月に食べられていたものが
その後、日本の食文化として各地へ広がって行ったとも考えられています。

お節料理に黒豆を食べるようになった理由は昔から
「黒い色は邪気を払い災いを防ぐ」
「黒い色は健康を意味し、マメに達者で皺のよる迄長生きを」と祈って
食べるようになったと言われています。

また、黒豆は稲作農耕民族である日本人にとって大事な意味を持ちます。

黒色は日焼けを意味し、水田でよく働く。
丸い形は鏡餅と同じように太陽を意味します。
豆(まめ)は、精を出してよく働き、体が丈夫なこと
(まめに働く・まめに暮らす)という意味で

「一年間の厄払いをして、今年一年元気で働けるように」
との願いを込め、おせち料理に黒豆が選ばれるようになったとされています。


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黒豆の煮方 ~おいしく・艶やかに~

黒豆を上手に炊くコツ

  • 後から調味料を足せないので、きっちり量っておくこと
  • 煮始めたら、火加減はごく弱火で。
  • 空気が入って硬くなるので、煮あがるまで決してふたをとらないこと
  • 黒豆が煮あがったかどうかは、一つぶ縦にして、親指と人さし指ではさんでみる
  • 豆が座布団に座るように弾力があったらOK
  • びゅんと飛び出してしまうようだったら、まだ硬い

さびた釘を用意するのも大変なのと
鍋にさびた釘を入れるのに抵抗があるかたは鉄玉子を使うと便利です。

色艶がさびた釘より安定したりもするのでおすすめです。

黒豆を煮るときだけのために購入するのは少し抵抗を感じますが基本的には一生ものですし、ご飯を炊く際やお茶を沸かすときなどにも使えます。

鉄分を補給できるので貧血対策にも一役買います。

手間はかかりますが、その根気が幸せな豆の味につながるのかもしれませんね。


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