トマトが最も美味しい旬は夏?
トマトは夏の季語とされていますが
高温多湿を嫌い、冷涼で強い日差しを好むトマト。
なので、夏は旬の時期とは言えないのです。
トマトの性質から考えると
春〜初夏と秋〜初冬のトマトが美味しい時期なのです。
でもトマトと言えば“夏”というイメージがありますよね。
夏が旬とされた理由は、日本でトマトの栽培が始まった頃にあります。
当時は、温室などの設備が不十分でした。
春に種を播いて夏に収穫する作型が一般的だったからです。
現在は設備が普及した事もあり
トマトの成長に適した季節に収穫できるようになりました。
品種に適した栽培が行えるようになったのです。
気温がまだ低く昼の時間が長い春と
気温が下がり始めて空気の澄んでいる秋です。
季節によっても味が変わります。
トマトの旬 -5-⑥-⑦-⑧-⑨–10–
夏秋トマト:北海道・茨城・福島 冬春トマト: 熊本・茨城・栃木
トマトの栽培方法と収穫時期による味の違い
成長に時間がかかるため水っぽく皮が硬いです。
夏は成長が早すぎて味がのる前に赤くなりますが皮は柔らかいです。
トマトはヘタが緑色のものがよいとされていますが
ヘタが黒いトマトは出荷後、人工的に完熟させる場合があります。
春と秋は旨味が強くなります。
家庭菜園の場合は保温用のビニールをかけて
秋まで栽培すると皮は硬くなりますが
メロン並みの糖度と旨味のあるトマトが作れます。
トマトの産地はどこ?
生産量のトップは熊本県で、シェアは13.0 %(平成21年度)を占めます。
続いて、北海道、茨城県が共に7.0 %となっています。
総務省の2000年家計調査によると
1世帯当たりの年間購入量(重量ベース)では
トマトは生鮮野菜類中5位に位置します。
これは一般消費者家庭で
ダイコン、ジャガイモ、キャベツ、タマネギに次いで
トマトは多く消費されています。
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